１．日時　　令和7年11月12日 (水) 　13:30〜16:45
２．場所　　福井繊協ビル6階　602会議室
３．参加者　65名
４．講義内容
　　　＜テーマ1＞　13:30〜14:45
　　　　　「合成繊維向け染色助剤・機能加工剤の
　　　　　　　　　　　　　　役割とそのメカニズムについて」
　　　　　　　講師　センカ株式会社
　　　　　　　　　　　営業１部門海外課　課長　鈴木 祥三　様

ポリエステルおよびナイロンの染色時における助剤の期待される効果やなぜその機能が発揮されるのか？というメカニズムについて詳細に解説をいただいた。また、Bluesignなどの安全基準が厳しさを増していく中で、基準の内容と対応した製品についての説明が行われた。
質疑応答においては、実際に起きている堅牢度の課題についての質問がされ、実戦に即した形での講演内容となりました。


　　　＜テーマ2＞　14:55〜16:30
　　　　　「繊維製品の品質試験とサステナビリティ入門
　　　　　　　　　　　　　　〜信頼と価値を高めるモノづくりとは〜」
　　　　　　　講師　一般財団法人カケンテストセンター
　　　　　　　　　　　GHG検証室　室長　藤田 一馬　様

色に関する品質試験について、試験方法、試験判定、試験手順になどを分かりやすく説明をいただいた。また、色に関するクレーム事例についても実際に起こった事例をもとに、原因・対策について解説をいただいた。
そして、繊維産業に係る環境問題について、業界として考えていかなければいけない現状の課題と今後の流れ、そして環境負荷の見える化としてLCA（ライフサイクルアセスメント）算定の概要説明をいただき、盛りだくさんの講演となりました。

今回は65名のご参加を頂き、有難う御座いました。

次回の染色研究会は2026年3月11日(水)を予定しております。